地貌図とは、地形を表現する上での要素である「標高」、「傾斜」、「比標高」といった、点情報、近傍演算情報、広域演算情報の3要素を組み合わせた主題図です。


陰影図(標高)


傾 斜 図


比 標 高 図

 

 

 具体的には、以下の計算式で示すように、地形表現の3要素を用いた積の対数をとった

「地貌指数」という数値を基に地形を表現しています。

地貌指数 = log(箇所標高 × tan(箇所傾斜) × 比標高)

 

 料理に例えて説明しますと、標高、傾斜という肉、野菜に比標高という塩こしょうを加え、さらに対数という圧力釜を採用したのが、ポイントとなります。

 これによって表現される地形は、本来の地形形態を誇張した「疑似地形」として表現され、全体の地形の中で通常の等高線や標高陰影図では表現しにくい微地形を鮮明に描きます。

 

    図に示されるように、やや広い範囲での地形の起伏特性を表すものです。


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